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2002年12月27日(金) 00時00分
「ヤミ金融110番」開設 県など、対策会議を設置（信濃毎日新聞）県は二十七日、法定金利を超える高利で金を貸し付け、暴力的に取り立てる悪質な金融業者の被害に対応するため、県、県警、県弁護士会などで構成する「県ヤミ金融被害者救済緊急対策会議」（事務局・県生活文化課）を設置した。同日から、県内の四消費生活センターと十地方事務所などで「緊急相談窓口」を設けるほか、県警も連携して悪質な営業行為の取り締まりを強化する。 同対策会議は県生活環境部、商工部、県警生活安全部、財務省長野財務事務所、県弁護士会などで構成。緊急相談窓口「ヤミ金１１０番」を設けるなど、相談態勢の充実、貸金業者への指導強化、県民への注意喚起、警察の取り締まり強化—の四つの柱で取り組む。 田中知事は会見で「『ヤミ金融』が跳梁跋扈（ちょうりょうばっこ）し、わらをもつかむ思いでいる人に被害が出ている。個人情報を保護する形で的確な対応を取っていきたい」と話した。 県によると、県内の消費生活センターに寄せられる消費者金融に関する相談は本年度千百五十六件（十一月末現在）。相談が急増した昨年度の同期より５５・３％も増えている。 「１１０番」は二十七日から三十日までと来年一月六日以降（土、日、祝日を除く）の午前九時から午後五時まで。主な窓口は県の生活文化課（電話０２６・２３５・７１７２）、商工部産業振興課（電話０２６・２３５・７２００）。ほかに県警の警察安全相談室（電話０２６・２３３・９１１０＝二十四時間対応）などもある。
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