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2002年12月24日(火) 19時22分
読売新聞見出しをHPで無断使用、配信会社を提訴(読売新聞)インターネットでニュース配信事業を行っている神戸市内の会社が、「一行ニュース」と称して読売新聞の見出しを無断で配信しているとして、読売新聞東京本社は24日、この会社に見出しの使用の差し止めと約6800万円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。 訴えの対象となったのは神戸市東灘区のデジタルアライアンス。同社は「ライントピックス」と題するホームページ(HP)をインターネット上に設け、そこで「一行ニュース」と称するニュースを流している。約30字のニュースが横長の枠の中を電光掲示板のように次々と流れていくのが特色で、デジタル社はこの枠ごと第三者へも提供し、多数のHPにニュースを同時に流している。ところがデジタル社は、読売新聞社がインターネットサービス会社「ヤフー」などに有料で配信している記事の見出し部分を、一行ニュースとして無断で使用していた。 読売新聞社は訴状の中で、記事の見出しは、新聞社が、ニュースのうち最も伝えたい要素を一目で分かるように表現した著作物だとし、これを無断で使用することは著作権侵害に当たると主張。このようなただ乗りを放置すると、ニュースの対価によって取材網を維持している報道機関の存立をも危うくするとして、配信の停止を求めている。 デジタル社のHPによると、この一行ニュースを利用しているHPは約2万に上る。デジタル社に対しては、ヤフーが昨年5月、著作権の侵害に当たるとして抗議したが、デジタル社は配信を続けていた。 読売新聞東京本社広報部の話「当社の取材・編集の努力にただ乗りする悪質な行為で見逃せないため提訴した」 デジタルアライアンスの話「読売側の意思は今後、尊重していきたい」 (12月24日19:22) |