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2002年12月17日(火) 19時05分
医師らに脅迫状、２００人に現金要求−−県警、恐喝未遂容疑で捜査 ／栃木（毎日新聞）群馬県の医師と歯科医４００人以上に「秘密を握っている」と現金を要求する手紙が郵送されていた事件で、県内の医師と歯科医も同様の被害を受けていたことが分かった。宇都宮市医師会や県警の調べでは、手紙が送り付けられたのは判明しただけで約２００人に上り、県警は恐喝未遂の疑いで捜査している。同医師会などによると、手紙はＢ５判の紙に、ワープロ打ちで、１２〜１４日に相次いで届いたという。「仕事、私生活の上で、世間に露見したら多大な影響がある情報を入手している。購入していただきたい。購入しない場合は何らかの方法で公開しなければならない」などと脅す内容。手紙には「郵便口座」の番号や名義人の男の名前が記され、その口座に今月１３日までに現金５０万円を振り込むよう要求している。また警察などに通報した場合は「復讐屋、仕事請負人などと一緒に行動を移す」と警告している。 今年１月に亡くなった医師や、数年前に引退した元医師にも届いていたことから、同医師会は「県の医師会名簿ではなく、いわゆる『紳士録』などから選んでいるのでは」と話している。 医療関係者によると、「医籍録」と呼ばれる医師の名簿が数種類、国内で出版されているほか、全国の病院やそのスタッフの情報が記載された「病院要覧」もあるという。【川端智子】（毎日新聞） |