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2002年12月16日(月) 20時51分

全家連「助成金の5割流用」と中間報告読売新聞

 全国精神障害者家族会連合会(全家連)の補助金流用問題で、全家連に交付した助成金の使途などについて調査(再監査)している日本財団は16日、「助成金の約50%が流用されていた」とする中間報告を発表した。

 帳簿類は計画的、組織的に偽造されていたといい、「きわめて悪質な行為と言わざるをえない」として、不正流用分の返還を請求する方針を明らかにした。

 日本財団は全家連に対し、1983年度以降これまでに、総額6億6000万円余の助成金を交付。このうち、97—2001年度の5年間に交付した計1億3490万円の助成金について再監査を行っている。

 尾形武寿・同財団常務理事によると、5年間の助成金のうち約半分が目的外に流用され、また、全体の約20%は同財団の助成事業以外に使われており「使途不明金」となっていることを明かした。

 調査の結果、全家連が研修会事業の一環として開催したと報告してきた企画委員会は、実際は開催されておらず、委員会議事録、委員就任承諾書、領収書などはすべて偽造だったことが判明した。

 さらに、全家連が97年度に印刷会社3社に支払った代金約400万円が、98年度になって全額、全家連の「裏口座」に入金されているなど、「取引業者との共同謀議による架空取引」があったこともわかった。

 同財団では、「流用はあったものの、全家連が行っている事業自体は社会的意義のあるもの」として、来年度以降の助成金打ち切りは行わないとの考えを示した。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021216-00000012-yom-soci

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