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2002年12月14日(土) 09時40分

関東一円の医師に無差別脅迫状日刊スポーツ

 関東一円の医師に11月から今月にかけて「脅迫状」が一斉送付されていたことが13日、分かった。調査会社などを名乗り、弱みを公表するなどと脅し「口止め料」として期限までに97万円などを振り込むよう要求している。脅迫状は複数パターンあり、ある県医師会では登録医の5分の1に当たる400人以上が受け取ったという。各医師会からの被害報告を受けた警察も、悪質な恐喝未遂とみて捜査に乗り出している。

 脅迫状は11月ごろから今月にかけて、関東一円の医師に大量かつ無差別にばらまかれた。都内の歯科医に最近郵送されてきた文書は「警告!」というタイトルだった。「調査会社」を名乗り「身辺調査の結果、あまりに酷(ひど)い、社会的に許されない事柄を多々行っていますね。これらの事実をご家族、歯科医師会、近隣の方がお知りになったらどういう結果になるか? 社会的信用・地位は地の底に失墜することでしょう」などと脅迫している。

 その上で「これらの事実をお買い上げください。97万円(調査費用32万含んで)で手を打ちましょう」と口止め料を要求。振込期限を12月13日とし、銀行口座番号を記している。

 脅迫状は封筒で郵送される場合が多く、数種類ある。要求額もほかに17万円、50万円、100万円などのパターンがある。時期が集中し、手口が似ていることから、同一犯の可能性もある。脅迫状は今月に入って増え、約1万9000人の会員がいる東京都医師会のほか埼玉、千葉、群馬などの各医師会がこの種の脅迫状が会員の医師に郵送されている事実を把握。被害は少なくとも関東一円に拡大している。

 群馬県医師会は「約2000人の会員がいますが、すでに400件以上の被害を聞いている。ほとんどの手紙は12日に届いており、11日に長野県内の郵便局から投かんされていました」などと話した。

 被害を把握している各医師会は会員らに注意を呼びかけたほか、警察にも被害を報告している。都内の医師は「医師も人間だし秘密はある。思わず振り込んだ人もいると思う。裕福な人が多い医師を狙った悪質な手口だ」と話した。

http://www.nikkansports.com/news/society/p-so-tp0-021214-09.html

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