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2002年12月12日(木) 18時54分
米から基準超えるカドミウム 県が対策会議を設置−−最上町 /山形(毎日新聞)◇町、農家と対応策検討へ最上町上満沢地区で生産された米から、食品衛生法の基準を超える濃度の重金属「カドミウム」が検出されたことを受け、県は11日、カドミウム対策会議を設置し、同町や農家と対応策を検討していくことを決めた。 県生産流通課によると、1933〜63年まで銅を採掘していた満沢鉱山から、背坂(せなさか)川に流出したカドミウムが、土壌中にたい積していたのが原因とみられる。県農業試験場の調査では、土壌から最高で5・0ppmのカドミウムが検出された。 同課によると、稲は田んぼの水分がなくなると、土壌中のカドミウムを吸収しやすいという。今後は水田の水抜き作業の回数を減らしたり、土壌改良材をまくなどし、カドミウムを吸収しにくい水田作りを指導していく。 県生産流通課の若松正俊課長補佐は「米が市場に出回る心配はない。今後、土壌改良などの対策を行う。成果が出なければ、県が汚染地域として指定し、土を入れ替える可能性もある」と話している。【永井大介】(毎日新聞) |