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2002年12月11日(水) 17時25分
林真須美被告に死刑判決 カレー毒物事件で和歌山地裁(朝日新聞)和歌山市園部で98年7月、夏祭りのカレーを食べた住民ら4人が死亡、63人が急性ヒ素中毒になったカレー毒物混入事件や保険金詐欺事件などで殺人、殺人未遂、詐欺罪に問われた林真須美被告(41)に対する判決公判が11日、和歌山地裁であった。小川育央裁判長は、ヒ素の殺傷能力を十分に認識していたとして、求刑通り死刑を言い渡した。この裁判で、弁護側は「動機や殺意が立証されていない」として無罪を主張していた。被告が黙秘を続けたため、検察側が「主婦らに対する激高」とした動機や、カレー鍋から検出されたヒ素と、被告の自宅などから見つかったヒ素が同じかどうか分析した科学鑑定の評価が主な争点となった。 事件は同月25日、自治会の夏祭りで起こった。真須美被告は10月に夫の健治服役囚(57)=詐欺罪で懲役6年が確定=と共に詐欺容疑などで逮捕され、カレー事件では被告だけが12月に殺人容疑などで再逮捕された。99年5月の初公判で、夫と共謀した保険金詐欺は認めたが、ヒ素に絡んだ事件は全面否認した。(17:25) |