悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2002年11月27日(水) 03時05分
八葉物流会員にも刑事責任(読売新聞)全国の会員4万8000人から約1600億円を集めていた「全国八葉物流」(本社・沖縄県、今年1月破産)など八葉グループの田所収・名誉会長(68)らが、会員に利益を還元できないことを知りながら出資金を集めていた疑いが強まり、警視庁生活経済課は27日、田所名誉会長らグループ幹部14人を詐欺容疑で逮捕する。また、同課は、破たんすることを知りながら新規会員を勧誘した疑いが持たれる上級会員約50人も同容疑で書類送検する方針。最終的な立件対象者は60人を超え、最大規模の組織的詐欺事件となりそうだ。 田所名誉会長らの直接の容疑は、昨年12月以降、会員32人から、6930万円の出資金をだまし取った疑い。同課では、被害者が次の被害者を作り出す「ネズミ講」まがいの集金システムだったと見て、全容解明を進める。 全国八葉物流を中核とする八葉グループは1999年ごろから、ミツバチの巣のエキスなど健康食品の販売を通じ、「1年間で出資金が倍になる」などとうたって会員を募った。しかし、商品の流通実態はほとんどなく、会員が増え続けなければ破たんする仕組みで、昨年夏ごろから急速に資金繰りが悪化。昨年12月末には、会員への配当がストップした。 同課では、田所名誉会長ら幹部14人が、同グループの集金システムを発案し普及させたとみている。さらに、昨年12月以降に会員を勧誘した全国5か所の地域法人の「支部長」「インストラクター」ら上級会員らにも犯意があったと認定し、刑事責任を問うことにした。(読売新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021127-00000001-yom-soci |