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2002年11月20日(水) 14時34分
偽郵便局員の不審電話 太宰府で今月30件 資産や在宅時間聞く 空き巣狙い? 悪徳商法か(西日本新聞)福岡県太宰府市で、太宰府郵便局(同市五条)の局員を装い、家庭の資産や家族構成、在宅時間を聞き出そうとする不審な電話が相次いでいる。丁寧な口調で「高利の貯金がある」などとうそをつき、信用させようとするのが特徴。福岡市内でも八月以降、同様の不審電話が相次いでおり、連絡を受けた筑紫野署は「超低金利時代、利殖話をえさにした悪徳商法の下調べではないか。空き巣狙いなどの犯罪につながる恐れもある」とみて、チラシを配るなどして注意を呼びかけている。太宰府郵便局によると、問い合わせは今月五日ごろからあり、これまでに約三十件。電話はいずれも同市内の住民の自宅にかかってきた。主に平日の午前八時ごろから午後五時ごろにかけてで、ほとんどが四十代ぐらいの男性の声で「太宰府郵便局のシバタ」か「太宰府郵便局の貯金課」と名乗っている。 大手銀行の合併などの話を織りまぜ「近々、年利2・2%の高利の郵便貯金が出る」「マル優の制度が変わるから手続きが必要だ」などと話し、家族構成や在宅時間、まとまった手持ちの現金の有無などを聞き出そうとしたという。 同郵便局に「シバタ」という局員はおらず、「貯金課」という部署もない。「年利2・2%の高利の郵便貯金」も予定はない。「郵便局が電話でこのような勧誘をすることはない。簡単に情報を提供しないように」と話している。 今のところ被害は出ていないが、在宅時間や手持ちの現金の有無などを聞き出そうとしていることから、筑紫野署は、空き巣狙いの可能性もあるとみて警戒している。 同郵便局のエリアは太宰府市だけで、今のところ、近隣の春日市、大野城市、筑紫野市の郵便局には同様の電話の問い合わせはない。福岡市内では、十九日までに郵便局への問い合わせが計七十件以上に達しているという。(西日本新聞) |