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2002年11月16日(土) 19時03分
土浦・街路灯補助金詐取 別の２団体は５３６０万円 週明けにも書類送検 ／茨城（毎日新聞）◇市職員ら計１０人前後土浦市の右籾商工振興会が、水増し請求によって街路灯設置に対する市からの補助金２５００万円をだまし取っていた問題で、市内の別の２団体も水増し請求で県と市の補助金計約５３６０万円をだまし取っていたことが１５日、明らかになった。県警捜査２課と土浦署は、３団体の幹部や補助金申請に関与した市職員ら１０人前後を週明けにも、詐欺容疑で水戸地検土浦支部へ書類送検する。 新たに水増し請求が判明したのは、荒川沖商栄会と真鍋共栄会。 調べでは、荒川沖商栄会は９７年９月と９８年５月の２回にわたり、街路灯設置の総工費を約８０６０万円と市へ報告し、県と市から補助金計約４７９０万円を受け取った。真鍋共栄会は９７年７月、街路灯整備費を約１１４０万円と市へ報告、市から補助金約５７０万円を受け取った。同課などは、２団体が総工費を２倍程度に水増しして補助金を請求し、自己負担なしに街路灯を整備したとみている。 右籾商工振興会は昨年３月、街路灯整備の総工費が実際は２２００万円だったにもかかわらず５０４０万円と市へ報告し、補助金として市から２５００万円を受け取っていたことが明らかになっている。【種市房子】（毎日新聞） |