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2002年11月09日(土) 19時04分

県消費生活センター 相談件数が過去最多−−若者は携帯「ワン切り」など /栃木毎日新聞

 県消費生活センターはこのほど、今年度上半期の消費苦情相談状況をまとめた。相談総数は3007件で前年同期に比べ34・2%増え、調査を始めた71年以来、最も多かった。10代、20代を中心に携帯電話の「ワン切り」など電話情報サービスにかかわるものが最も多く、前年同期比で4倍近く増えた。一方、30歳代から60歳代までの相談では、「消費者金融(サラ金)」が1位を占めており、年代により大きな差が出た。【川上晃弘】
 ◇30代以上は消費者金融
 苦情相談のうち、最も多かったのが電話情報サービス(442件)で、以下、サラ金(402件)、学習教材(188件)、工事・建築(94件)、国際電話(87件)——と続いた。
 1位の電話情報サービスは前年同期(115件)から大幅に増えた。携帯電話のベルがすぐに切れたためかけ直したところ、後に高額料金が請求される「ワン切り」のほか、使用した覚えのないツーショットダイヤルの料金を催促するメールが携帯に突然送られるなど、携帯電話にかかわる相談が大半を占めた。
 また、厳しい不況を反映してか、サラ金の苦情相談も前年同期(175件)に比べ、2・3倍と大幅に増えた。内容は、違法な高金利での返金請求にかかわるものや、多重債務を抱えた人からの相談が目立った。
 年齢別でみると、19歳以下と20歳代では電話情報サービスの相談が最多だったが、30歳代から60歳代ではいずれもサラ金が1位。70歳以上では集団で暗示をかけて布団を売りつける「SF商法」での被害が多かった。
 同センターは、だまされないポイントとして(1)内容の分からない電話がきたらはっきり断る(2)「必ずもうかる」という話には注意が必要(3)すぐに契約書に判を押さず、検討する時間を持つ——ことなどを挙げている。
 同センターの連絡先は電話028・665・7744。(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021109-00000001-mai-l09

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