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2002年11月08日(金) 03時22分
<白川村>「歩きたばこ」に過料 合掌集落内は禁煙区域に 岐阜 (毎日新聞) ユネスコの世界遺産に登録された合掌家屋の里、岐阜県白川村は7日、合掌集落内の「歩きたばこ」に過料を課す方針を固めた。来春にも実施したい考えで、これまでたばこのポイ捨てを禁止していた「白川村ポイ捨て等防止条例」を改正、罰則規定を設けることを検討する。 95年、世界遺産に登録された同村荻町地区には茅葺(かやぶき)屋根の合掌家屋が約110棟あり、山村特有の景観を数百年、維持してきた。だが年間約80万人の観光客が、登録後は約130万人になったほか、今月16日の東海北陸自動車道・白川インター開通で、さらに観光客増が予想されている。 このため同村が環境保護、防災強化を目的に同条例を改正するもので、集落内約45ヘクタールを「禁煙区域」に設定。新たに喫煙コーナーを数カ所設け、それ以外での喫煙に過料を課したい考え。同村の谷口尚村長は「集落の住民の意見を取り入れたうえ、まず住民が率先し、マナーの悪い観光客に注意できるような条例にしたい」と話している。 2年前に制定された同村のポイ捨て条例は「白川郷の原風景をすたれさせたくない」という村民の声を反映。集落には禁煙を求める看板がすでに設置されている。 歩きたばこへの過料は、東京都千代田区が全国に先駆け10月から施行。同区は99年「ポイ捨て条例」を施行し、吸いがらなどの投げ捨てを禁じたが効果がなく、過料2000円を制定した。 [毎日新聞11月8日] ( 2002-11-08-03:22 ) http://news.lycos.co.jp/society/story.html?q=08mainichiF1108m196&cat=2 |