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2002年10月30日(水) 20時50分
電話から様変わり 出会い系商法、県内でも急増の恐れ…消費生活センター /佐賀(毎日新聞)◇心のすき間につけこんで携帯電話のいわゆる「出会い系サイト」で知り合った相手から宝石や装飾品など高額商品を売りつけられる被害が県内でも出ている。電子メールのやりとりだけで恋人や友達になったと思い込む若い世代の意識につけこんだ格好。県消費生活センターは今後急増する恐れがあると見て注意を呼びかけている。 センターにこの相談が来るようになったのは、9月になってから。 20代の女性は今月初め、携帯電話の出会い系サイトで男性と知り合い、趣味の話などを何度かメール交換をしているうちに会うことになった。 だが待ち合わせの場所には3人の男性がおり、ファミリーレストランに連れて行かれて長時間にわたって引き止められ、結局180万円でダイヤを購入させられた。 異性が交際を持ちかけ、親しくなったところで商品を売りつける「アポイントメント商法」のセンターへの相談は、昨年度だけで120件に上った。だまされたと気づかないまま買い続けるケースも多く、3年間で宝石類など総額600万円の購入契約を結んだ20代女性もいた。 ただ従来は、最初のきっかけは電話が中心。アンケートや間違いを装い、言葉巧みに親しくなろうとすることが多かった。 江口妙子副所長は「最初から友達探しをする人が集まる出会い系サイトは、業者にとって相手を見つける確率が高く、最近の普及の様子を考えると被害が広がる可能性が強い。強引な勧誘があれば契約後の取り消しも可能なので早めに相談してほしい」と話している。【古川修司】(毎日新聞) |