高額配当を誘い文句に沖縄県内の主婦ら９人から総額１１００万円の出資金を集めたとして、同県警生活保安課などは２８日、健康食品販売会社「グローバル商事」＝沖縄市高原＝と同社代表の男性（５２）＝同市大里＝を出資法違反（預かり金禁止）容疑で書類送検した。代表は容疑を認めているという。
　調べによると、代表は２０００年７月ごろから０１年１０月ごろにかけて、「月々２１０００円支払えば（配当金の総額は）２年で２倍になる」などと宣伝し、同県内の主婦らを健康食品販売組織に勧誘。２０００円程度ののりやお茶などの代金として毎月２１０００円を出資させ、会員９人から計約１１００万円を集めた疑い。
　同社は新たな会員を紹介した会員に報酬を支払うなどして会員数を７００人以上に増やしたが、０１年１０月に資金繰りが悪化して配当金の支払いができなくなった。同課は同社が総額約５億３０００万円を違法に集めていた可能性があるとみて裏付け捜査を進めている。　

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