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2002年10月23日(水) 11時45分
国家試験漏えいの日本歯科大教授に懲役1年猶予3年(読売新聞)福島県郡山市の奥羽大学を舞台にした歯科医師国家試験問題の漏えい事件で、歯科医師法違反の罪に問われた日本歯科大教授・丹羽源男被告(58)の判決公判が23日、東京地裁であった。大谷直人裁判長は「国家試験制度の意義を失わせ、歯科医師に対する国民の信頼を揺るがした」と述べ、懲役1年、執行猶予3年(求刑・懲役1年)の有罪判決を言い渡した。丹羽被告は即日控訴した。判決によると、国家試験委員だった丹羽被告は、元奥羽大教授(55)(有罪確定)から試験問題を教えるよう頼まれ、1999年11月、元北海道医療大教授・上田五男被告(61)(上告中)と共謀して、国家試験に出題予定だった、口腔(こうくう)衛生分野の問題18問を漏らした。 丹羽被告は公判で上田被告との共謀を否定し、無罪を主張していたが、判決は共謀を認定した上で、「合格率を高めたいという元奥羽大教授の依頼に安易に応じた」と非難した。 元奥羽大教授は2000年2月、丹羽被告らが漏えいした問題を同大歯学部の卒業試験問題に出題し、翌月に国家試験を控えた学生約100人に問題を解かせたうえ、解説した。しかし、漏えいの情報を受けた厚生省(現厚生労働省)が、試験問題を差し替えたため、口腔衛生分野の奥羽大受験生の平均点は、受験大学中で最低だった。(読売新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021023-00000102-yom-soci |