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2002年10月19日(土) 11時30分
NTTドコモ:社員が個人情報を不正閲覧 訴訟で判明 (毎日新聞)NTTドコモ関西(大阪市)の男性社員が、契約者の住所や金融機関の口座番号などの個人情報を不正に閲覧していたことが、19日明らかになった。同社は男性社員を懲戒処分にした。 同社側が、大阪地裁で係争中の民事訴訟の中で認めた。訴訟は今年7月、滋賀県内の男性が、男性社員と同社を相手取り、自分の情報を勝手に閲覧されたとして、慰謝料110万円の支払いを求めて提訴している。 訴状などによると、原告の男性は同社に派遣会社から派遣されていた女性にお金を貸していた。この女性が男性社員に返済方法を相談したことから、男性社員が社内データベースで個人情報を確認したうえ「銀行口座を教える」などと持ちかけた。さらに、情報をプリントアウトして女性社員に見せたり、不審電話をかけたりした——と主張している。女性が原告男性に、こうした経緯を伝えたため、自分の情報が盗まれたことが分かったという。 同社と男性社員側は「不正アクセスして閲覧した行為があった」と認めたが、「プリントアウトはしていない。電話は番号案内で調べ、1回かけただけ」などと反論して争っている。 NTTドコモ関西は「係争中なので詳細についてのコメントはできないが、データの目的外使用があったのは事実で遺憾」と話している。 【野原靖】 [毎日新聞10月19日] ( 2002-10-19-11:30 ) http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20021019k0000e040028000c.html |