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2002年10月18日(金) 13時54分
日通が廃棄物処理違反繰り返し、指定取り消し処分に（読売新聞）日本通運（本社・東京都千代田区）が昨年９月から今年１月にかけ、使用済みのこん包資材など産業廃棄物の収集運搬を業者に委託した際、管理票（マニフェスト）に必要事項を記入しないなど、廃棄物処理法の違反行為を繰り返していたことが１８日、環境省の調査でわかった。これらの廃棄物は埼玉県内に不法投棄され、同省は同日、パソコンなどの「広域再生利用制度」に関する同社の指定取り消し処分を行った。これにより、リサイクルのために古いパソコンなどを収集運搬する際の、事務手続きについての優遇措置が受けられなくなる。 同省によると、日通は引っ越しなどの際に使ったこん包材などを、東京都内の収集運搬業者に引き渡したが、マニフェストに処分業者の名前などを記入しなかった。さらに、本来、処分終了後、回収すべき管理票が戻ってこなかったのに、都に報告する義務を怠った。 こん包材などは、埼玉県内の業者が自社の敷地内に不法投棄し、その規模は約３００立方メートルに達した。同省が確認しただけでもマニフェストの記載不備は１５件あった。不法投棄現場は、埼玉県の指導で日通などが原状回復を行っている。 日本通運は「関係者にご迷惑をおかけしたことに深くおわびする。処分は真剣に受け止め、チェック体制の整備など信頼回復に向け努力したい」とコメントした。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20021018-00000306-yom-soci |