製薬会社旧ミドリ十字（現三菱ウェルファーマ、大阪市）の血液製剤によるＣ型肝炎感染問題で、全国の患者ら約２０人で組織する「薬害肝炎被害者の会」は８日、損害賠償や真相究明などを求める要請書を同社に提出した。
　要請書では「（問題となった）血液製剤には当初から肝炎ウイルス感染の危険性があり、感染すると重大な結果を引き起こすことが分かっていながら販売を続け、被害を拡大させた」と指摘。法的責任を認め全被害者に謝罪した上で、損害賠償や恒久対策を実施するよう求めた。
　これに対し、三菱ウェルファーマは「要請書をよく見た上で、今後の対応を検討したい」とのコメントを発表した。　

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