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2002年10月08日(火) 08時18分
電車で痴漢の弁護士に略式命令 父が同乗、現場押さえる(朝日新聞)大阪弁護士会所属の弁護士(38)が電車内で女子高校生の体に触る痴漢行為をしたとして、大阪府迷惑防止条例違反の罪で堺簡裁から罰金50万円の略式命令を受けていたことがわかった。弁護士はすでに罰金を納付した。被害者側は、この弁護士について大阪弁護士会に懲戒請求することを検討している。懲戒理由に当たる可能性があることから同弁護士会も調査に乗り出すことになりそうだ。起訴状などによると、弁護士は7月8日午前8時すぎ、大阪府堺市の南海電鉄高野線の難波行き準急電車内で、高校1年の女子生徒(当時16)の体を約2分間にわたって触ったとされる。 女子生徒は7月8日以前にも、痴漢行為を受けていたため、同日朝は父親が電車に同乗していたという。痴漢行為に気づいた父親が弁護士を取り押さえ、大阪府警に引き渡した。府警は府迷惑防止条例違反容疑で現行犯逮捕した。 弁護士は容疑を認めたため釈放された。大阪地検堺支部が在宅で取り調べ、堺区検が9月19日に同罪で略式起訴。堺簡裁は同月24日、罰金50万円の略式命令を出した。 弁護士は96年に大阪弁護士会に弁護士登録しており、現在は大阪市内に事務所を構えている。弁護士は今月7日現在、朝日新聞社の取材に応じていない。 (08:12) |