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2002年10月03日(木) 19時02分
中国製やせ薬問題 県警、販売の2女性を逮捕−−行政指導後も販売 /福島(毎日新聞)県警生活環境課と郡山署、いわき中央署は2日、県知事の医薬品販売許可を受けずに、医薬品成分を含む中国製やせ薬を販売したとして、郡山市島2、化粧品販売店経営、竹浪真理子(50)といわき市好間町小谷作、健康食品販売業、小檜山康子(32)の両容疑者を薬事法違反容疑で逮捕した。中国製やせ薬の販売業者の摘発は、7月の岐阜県警に次いで全国2件目。調べによると、竹浪容疑者は昨年12月ごろから先月初旬にかけて、福島市内の女性ら5人に「この薬を飲むと1カ月で4キロはやせる」などと説明し、医薬品の「芬〓拉明片」130箱を66万8000円で販売した疑い。小檜山容疑者は3月から7月下旬にかけて、いわき市内の女性ら3人に医薬品の「〓之素〓嚢」5箱を2万8600円で、「響美嬉」6箱を4万6000円で販売した疑い。 いずれも未承認の医薬品成分であるフェンフルラミンを含んでおり、服用者は下痢や腹痛、身体のだるさなどを訴え、通院した人もいたという。両容疑者とも大筋で容疑を認めており、小桧山容疑者は「ダイエット食品だと思っていた」と供述している。 中国製やせ薬を巡っては県薬務課が、死者被害の出た7月以降、両容疑者を含む20数件の販売業者に製品回収と販売中止を行政指導した。両容疑者は指導や健康被害の報道があった後も販売を続けるなど悪質と判断し、県警が摘発に踏み切った。2日現在、県内では健康被害8件、相談35件が寄せられている。【斉藤望】(毎日新聞) |