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2002年09月26日(木) 00時00分

青森に元オウム幹部のビラ出回る東奥日報

 オウム真理教から改称した宗教団体「アレフ」の上祐史浩代表(39)の公式ウェブサイトを紹介するビラが今月、青森市中心部の住宅などにまかれていたことが分かった。ビラは、サイト内にもある上祐代表の軌跡を簡単に紹介し「社会に貢献できる教団づくり」をうたっている。アレフのホームページ(HP)のアドレスなども記載されており、教団が新たな信者獲得に動いている可能性があるとして、青森署や県警、公安当局などが関心を寄せている。

 ビラは、九月十二−十三日ごろ、同市中央の住宅などに投げ込まれたとみられている。小さな紙を二つ折りにし、両面刷り。上祐代表の写真の下に「上祐史浩オフィシャル・ウェブサイト」とあり、サブタイトルに苦悩からの解放と解脱を説く−とある。

 中身は、上祐代表を「過酷な環境で五日間のめい想と断水断食を成し遂げた解脱者」「延べ千六百人以上に聖なるエネルギー移入を施した救済者」と紹介している。さらに「わたしたちは旧教団の事件の反省に基づき、教団の改革に努めています」と添えている。

 上祐代表のHPアドレスやメールアドレスのほか、アレフの公式サイト、全国各地の道場、連絡所のサイト、電話番号なども記載されていた。積極的な呼び掛けはないが「どうぞ、お気軽にアクセスして下さい」などの文言があった。

 青森市内では一九九九年五月、オウム真理教(当時)主催セミナーへの参加を呼び掛けるビラが投げ込まれている。県警などの公安当局は、今回のビラの配布が、教団の信者獲得に向けた動きとの見方も持っており、関心を寄せている。

 アレフは二〇〇〇年、松本智津夫被告(47)=教祖名麻原彰晃=の事件関与を認め、団体名をオウム真理教から改称した。しかし、公安審査委員会は同年、松本被告が「影響力を持つ」として、団体規制法の最長三年の観察処分を決めた。

http://www.toonippo.co.jp/news_too/nto2002/0926/nto0926_11.html

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