裏口入学詐欺で３人逮捕　医大の補欠合格持ち掛け（京都新聞）

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2002年09月20日(金) 00時00分

　警視庁捜査二課は２０日、私立医科大への補欠合格をあっせんするとして、受験生の親から３５００万円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで、仙台市太白区緑ケ丘４−１−２２、私立医科大学協議会会長、土佐由貴雄容疑者（６６）ら３人を逮捕した。

　同協議会には、約２０人から計約５億円が振り込まれており、捜査二課が裏付け捜査を進めている。

　土佐容疑者は、医大予備校「全国医大ゼミナール」を舞台にした同様の詐欺事件で、静岡、岩手の両県警に逮捕、起訴されている。

　調べによると、土佐容疑者らは２００１年１月、埼玉県内の開業医（５３）に「大学から委託を受け、事前に寄付金を預ければ、不合格になった受験生を入学させる仕事をしている」とうそを言い、同年２月から同年５月にかけ計３５００万円を同協議会の銀行口座に振り込ませて、詐取した疑い。