埼玉県川越市の埼玉医大総合医療センターで２０００年１０月、同県鴻巣市の女子高生古館友理さん＝当時（１６）＝が入院中に死亡した医療ミスで、県警捜査一課と川越署は１０日、業務上過失致死の容疑で、同センター耳鼻咽喉科の元主治医（３２）や上司の元教授（６７）ら４人を書類送検した。また、虚偽診断書作成・同行使容疑でもこの元主治医や当時の同センター所長（７１）ら５人を書類送検した。送検された同病院関係者は合計６人。
　調べによると、古館さんは同年９月、あごの腫瘍（しゅよう）の治療のため同センターに入院、抗がん剤「ビンクリスチン」による治療を受けた。しかし、元主治医らが治療計画書を読み違え、本来は週１回投与すべき同剤を７日間連続で使用。１０月７日に多臓器不全で死亡させた上、死亡診断書に「病死」と虚偽の死因を記載した疑い。　

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