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2002年09月06日(金) 07時32分

同じ日に製造、なのに品質期限まちまち 日ハム朝日新聞

 国の牛肉買い取り制度を悪用して偽装牛肉問題を引き起こした日本ハム(本社・大阪)の7工場と子会社の2工場で、同じ日に製造したソーセージに2〜4種類の品質保持期限を付けてスーパーなどに出荷していたことがわかった。日本ハムは「製品の質が保たれる期間内で問題はない」と説明している。8月末まで続けていたが、消費者の理解を得られないとして現在はやめているという。

 複数の品質保持期限をつけていたのは、同社ハム・ソーセージ事業本部の旭川、茨城、和歌山など7工場と子会社の静岡、長崎にある2工場。

 同社によると、製品ごとに検査して質が変わらない期間を算出。さらに安全のためにその期間の7、8割を品質保持期限と表示している。しかし、同社は2、3年前から同一日に製造した商品にもかかわらず、品質保持期限をずらして表示していたという。

 同社は「工場が休みの翌朝などに商品を出荷するとき、生産が間に合わないので、休み前に製造した商品に新しい日付を入れて出荷することがあった」と説明している。

 和歌山工場の内部資料である「保持期限対応指示書」によると、「串付きフランク」の品質保持期限は25日に設定されていた。今年8月9日に1000ケース製造したが、品質保持期限が25日目の9月2日付の製品は300ケースだけで、残りは同3日付が100ケース、4日付が300ケース、5日付が300ケースと表示するよう指示されていた。

 また、6月25日製造のウインナを最大4日間ずらすように指示し、8月1日製造のフランクも最大4日間ずらすよう指示していた。

(07:32)

http://www.asahi.com/national/update/0906/004.html

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