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2002年09月05日(木) 18時44分
<著作権法違反>サイボウズ社の賠償請求退ける 東京地裁(毎日新聞)ソフトウエアを違法コピーして販売したのは著作権法違反にあたるとして、コンピューターソフトメーカー、サイボウズがライバル会社のネオジャパン(本社・横浜市)を相手取り、1000万円の賠償を求めた訴訟で、東京地裁(三村量一裁判長)は5日、サ社の主張を全面的に退ける判決を出した。サ社は控訴する方針。本訴に先立ち、同地裁は昨年6月、ネ社のソフトが著作権侵害にあたるとして、販売差し止めを認める仮処分を決定した。しかし、この日の判決は、同ソフトが著作権侵害にあたらないことを明言。サ社の逆転、全面敗訴となった。 サ社の訴えなどによると、ネ社は企業などでスケジュール管理や掲示板機能を持つサ社製ソフト「サイボウズ オフィス」と構造や使い勝手が類似したソフト「アイオフィス2000バージョン2」を1999年2月から販売。さらに、2001年1月、同ソフトをバージョンアップした「バージョン3」を発売した。 仮処分では、「バージョン2」について著作権侵害を認め、ネ社も販売を中止した。しかし、「バージョン3」については侵害を認めなかったため、サ社が提訴。審議の結果、バージョン2だけでなく、バージョン3も著作権侵害にあたらないと判断した。 サ社は同日、「このままでは、ソフト産業全体がフリーライド(ただ乗り)の悪弊に染まる可能性がある」とのコメントを発表した。 【野島康祐】(毎日新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020906-00000018-mai-bus_all |