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2002年08月31日(土) 20時17分
出版社「ぎょうせい」社長を脱税で告発（産経新聞）法令関係図書や官公庁関係の出版会社「ぎょうせい」（東京都中央区）の藤沢玄雄社長（６３）＝東京都杉並区荻窪＝が、同社名誉会長だった義父からの相続遺産約１８億円を申告せず、約１２億円を脱税したとして、東京国税局は３１日までに、相続税法違反の疑いで東京地検に告発した。関係者によると、藤沢社長は２０００年３月に義父が死亡した際、社長名義になっていた十数億円の定期預金など計約１８億円について、実際は義父の資産であることを知りながら申告せず、相続税を免れた疑いが持たれている。 この預金は義父の生前、ほかの義父名義の預金などとともに管理されていたといい、国税局は実質的に義父の遺産と認定、藤沢社長の所得隠しに当たると判断したもようだ。 義父の死亡後に公示された課税対象となる遺産総額は当初、約４９億７０００万円だった。 「ぎょうせい」は中央官庁編集の法令集や官公庁情報のほか、税務関係の例規集などの出版も行っている法規出版の大手。藤沢社長は１９９５年１２月、同社社長だった義父が名誉会長に退いた後を受け、社長に就任した。 同社秘書課は今回の件について「プライベートなことなのでコメントできない」としている。
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