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2002年08月23日(金) 03時03分
携帯「詐欺メール」ご用心、相談100件以上(読売新聞)電話情報サービスを利用していないのに高額の利用料を請求する携帯電話への“詐欺メール”が全国に広がっている。各地の消費生活センターへの相談は近畿2府4県だけでも4月以降、100件を超える。実際の被害は確認されていないが、各センターは「架空請求は詐欺にあたる違法行為。心当たりのない請求は無視して」と訴えている。 奈良県生活科学センターによると、相談は5月以降、県内12市町村の10歳代から30歳代の男性17人からあった。 見知らぬ業者から携帯電話に「エッチボイスの有料ダイヤル番組利用代金が振り込まれていません」などの内容のメールが届き、利用料、延滞料金など計3万600円を指定の銀行口座に振り込むよう請求。「これ以上延滞の方は自宅や勤務先に15万円位を請求に行く」との“脅迫”文も付けてあった。 同様の相談は4月以降、確認されているだけで和歌山県約30件、京都府約20件、滋賀県13件、兵庫県11件、大阪府十数件。岡山県、香川県、長野県、北海道などでもあり、請求金額は数千円から10万円まであった。 メールを送られたのはほとんどが10—30歳代の男性。事前に相談して支払わなかったケースがほとんどだが、電話情報サービスを利用したことがあれば勘違いすることも考えられ、岡山県のセンターへの相談の中には、「知人にメールが来て支払ってしまったが、そんなことがあるのか」というものもあった。 国民生活センター(東京)は「何らかの名簿を利用するか、無作為に送っているのではないか。少額で済むならトラブルを避けたいという受け手の心理につけ込んだ悪質な手口」と注意を呼びかけている。 (8月23日03:03) |