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2002年08月22日(木) 18時45分
新会社の社名は日本ミルクコミュニティ＝牛乳事業の新会社で雪印など3社（ロイター）［東京 ２２日 ロイター］ 雪印乳業<2262.T>と全国農協直販、ジャパンミルクネットの３社は、２００３年１月１日付で設立する牛乳事業の統合会社の社名を「日本ミルクコミュニティ」に決めた、と発表した。新会社の資本金は１５０億円で、初年度の売上高は２４５０億円を目指す。新会社の社長には、杉谷信一・全国農業協同組合連合会（農協）参与が就任する。新会社は全農や雪印など３社のブランドで製品販売を継続する一方、新ブランド「メグミルク」を導入する。新ブランドは「成分無調整が売り物。従来ブランドと競合しないよう、売り方を工夫して新会社のコアブランドに育てていきたい。（投入する製品などの）内容は１１月に発表する」（杉谷氏）という。 事業統合に伴って、雪印は倉敷工場を９月末に、ジャパンミルクネットは神戸工場を、全国農協直販は神奈川県厚木にある中酪工場を１２月に閉鎖し、新会社は１５工場体制となる。人員は３社合計で約１０００人を削減し２１１０人とする。工場閉鎖や物流の統合でコストを削減して、「早期の黒字化を実現したい」（杉谷氏）という。初年度は創業費がかさみ赤字となる見通しで、初年度の損失は３年以内に解消させる予定。 社長に就任する杉谷氏は記者会見で、「消費者に安全な商品を届けることができるシステムを確立したい。３社の従業員は、過去に対する反省から食の安全性を高く意識している。 その意識を持ち続けられるよう最善を尽くす」と述べた。新会社は独自の品質マネジメントシステムを構築して、原材料や製造工程の管理、出荷の履歴管理を実施するほか、消費者や学識経験者を交えた「ミルクコミュニティ委員会」を設置し、取締役会との意見交換を行うという。（ロイター） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020822-00000202-reu-bus_all |