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2002年08月21日(水) 23時41分
＜コメ偽装＞さいたま市の卸会社が産地違う米混ぜる（毎日新聞）さいたま市の米卸会社「ナンブ」（武笠安雄社長）が「宮城県産ひとめぼれ」など米７銘柄に他県産米などを混ぜて出荷していたことが２１日分かった。埼玉県は同日、日本農林規格（ＪＡＳ）法違反で同社に改善を指導した。同社は食糧配給公団の後身で、相川宗一さいたま市長が会長（非常勤）を務めている。同社などによると、４〜７月、「秋田県産あきたこまち」など７銘柄（２４００トン）に、安い他県米などを１５％（３６０トン）混ぜ、県南部のスーパーや精米店などに出荷した。４月に米価が高騰したが、出荷価格を抑えたまま利益を上げるため、担当常務が指示したという。８月から混入をやめた。一部は精米日を偽って出荷していた。 ７月下旬、東京食糧事務所さいたま事務所などに投書があり、同事務所と県が立ち入り調査して偽装を確認した。武笠社長は会見で「検査体制を整え、信頼を取り戻したい」と陳謝した。 同社は５２年設立。常務を務めたこともある相川市長は「大変残念。反省のうえ、再出発を希望する」とコメントした。 【加藤潔】（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020822-00000097-mai-soci |