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2002年08月19日(月) 14時34分
東京・赤坂で先物会社常務と部長変死、室内焼けて傷（読売新聞）１９日午前７時半ごろ、東京都港区赤坂１の「新虎ノ門ビル」（鉄筋１１階建て）で、火災報知機が鳴ったため、同ビルの男性管理人が４階の商品・金融先物取引会社「エーシーイー・インターナショナル」（北沢芳博社長）の経理課に駆けつけたところ、中央付近の床が燃え、男性２人が並ぶようにして倒れているのを発見。消火器などで火を消し止め、１１９番通報した。警視庁捜査１課と赤坂署の調べによると、倒れていたのは、常務の山本保文さん（４１）（千葉県船橋市上山町１）と管理部長の近藤照男さん（４９）（横浜市戸塚区戸塚町）で、すでに死亡していた。 山本さんはあおむけで、腹に２か所の刺し傷、近藤さんはうつぶせで背中に１か所の刺し傷があり、現場から揮発油の成分が検出された。 遺体の近くに文化包丁と柳刃包丁が発見されたほか、揮発油が入っていたとみられる溶けたペットボトルのような容器が落ちており、同課などで殺人と放火の疑いで捜査を始めた。 同社では１９日、会計監査法人の監査が入る予定で、監査に備えて、山本さんらは昨日の午前８時半ごろ、出勤していた。午後７時ごろと同９時ごろ、同社社員と電話で「経理があわない」などと話していたが、その後、連絡がとれなくなっていた、という。 同社は、同ビル地下１階と１階、さらに３階と４階を事務室として使っており、４階には経理課のほか会長室が入っている。民間の信用調査会社によると、同社は１９８０年１２月設立で、社員数約４００人、資本金１億２０００万円。（読売新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020819-00000204-yom-soci |