悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2002年08月14日(水) 01時42分
<日本ハム>「申請取り下げれば詐欺にならない」 弁護士が助言(毎日新聞)日本ハムグループの牛肉偽装疑惑で、今年2月ごろ、子会社「日本フード」による偽装の報告を受けた日本ハムの庄司元昭専務が弁護士から「買い上げ申請を取り下げれば、詐欺罪にならないだろう」と助言を受け、業界団体「日本ハム・ソーセージ工業協同組合」(理事長、大社(おおこそ)義規日本ハム会長)に申請を取り下げ、売買契約を解除するよう求めていたことが、13日までの農水省の調べで分かった。同組合は1月上旬、日ハム本社に1キロ当たり700円で買い上げ代金を仮払いし、日本ハムは同月下旬、子会社に同額を支払っている。庄司専務が弁護士の助言を「組合との売買契約を解除すれば、子会社が日本ハムをだました加害者となるため、日本ハムは組合に対する加害者にならない」と理解したのではないかとみている。 一方、同省は13日、同組合に立ち入り調査を行い、石浜克夫専務理事ら幹部4人から事情を聴いた。石浜専務理事らは日本ハムの偽装肉について「品質保持期限切れであり、輸入肉という認識はなかった。返還は会員会社の総意であり、日本ハムに配慮したわけではない」と回答。同社の証拠隠滅を助けた疑いについては否定した。 また石浜専務理事は同組合の顧問弁護士と相談し、「補助金は通常、申請側から取り下げることが出来る。契約を解除すれば、(返還に反対していた)国も容認するだろう」と助言を受けたことを明らかにした。このため、石浜専務理事らは7月12日に各社に契約解除の通知を郵送。さらに15日、牛肉の名義変更通知書を各社にファクスした。 この際に日本ハムなど数社から「(肉を)燃やしていいか」と聞かれ、初めて「燃やしてください」と回答したという。しかし、日本ハムとは12日に契約解除を郵送した際にも電話でやり取りしており、同省は日本ハムが焼却準備を始めたのは12日とみている。 【BSE取材班】(毎日新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020814-00000155-mai-soci |