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2002年08月13日(火) 07時03分
身に覚えのない個人宅に突然「借金返せ」 宮城県内(河北新報)「16日までに8万6000円を送金してください」—。金融業者から債権を譲渡されたとする東京都内の業者が先週、宮城県内の個人宅に、身に覚えのない借金の返済を迫る通知書を一斉に送っていたことが12日、分かった。これまで宮城県と仙台市の消費生活相談窓口や宮城県警などに60件を超える相談が寄せられている。県経営金融課は「借金の事実がない以上、応じる必要はない」と注意を呼び掛けている。通知書は東京都渋谷区の「債権管理センター」から郵送され、大半が10日に配達された。「債権譲渡通知書を発送済み」とし、「あなたの債務額は弊社顧問法律事務所とも協議の結果、最終和解案として利息と損害金を免除し、8万6000円と決定した」などと通知。 16日までに必ず現金書留で送金するよう求め、返済が遅れた場合、「訪問して集金する」などと迫っている。業者名と住所は明記されているが、電話番号はない。 通知書を受け取った人は借金に身に覚えはなく、債権譲渡通知書を受け取ったこともないという。送付先は過去にヤミ金融などから金を借りたことのある人が多いため、利用者リストが出回り、悪用された疑いが持たれている。 [河北新報 2002年08月13日](河北新報) |