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2002年07月30日(火) 20時39分

効果なし!害虫・害獣駆除器の輸入販売3社に排除命令読売新聞

 電磁波と超音波でネズミやゴキブリを家屋内から追い出すと効果があると表示、販売されている米国製の害虫・害獣電子駆除器「ペストX」に効果が認められないとして、公正取引委員会は30日、駆除器を輸入、販売している3社に、同様の表示を行わないよう景品表示法違反(優良誤認)で排除命令を出した。

 命令を受けたのは、レンテックジャパン(東京都渋谷区)、オークローンマーケティング(名古屋市)、アドバンスクラフトデザイン(兵庫県姫路市)。

 公取委によると、レ社とオ社は一昨年10月ごろから米国からペストXを輸入。ネズミやゴキブリの屋内進入を妨げるような絵がある包装容器に「超音波と電磁波でゴキブリ、ねずみなどをブロック」などと表示し、全国に出荷。昨年6月から、テレビショッピングでも同様の広告をしていた。また、ア社も1999年10月ごろから、インターネット上で「家全体から害虫/害獣を追い出します」などと広告し、通販業者などを通じ販売していた。

 3社は、「効果がある」とした米国の製造元の実験データなどをもとに表示していたが、公取委で国内の公的機関に調査を依頼した結果、ネズミの食欲が一時減退した例はあったものの、「実用的効果は認められない」との回答を得た。

 ペストXは電磁波と超音波を発信する駆除器として米国内で特許が取得された。コンセントに差し込むだけで扱える手軽さも受け、3社は40万台以上を出荷。小売価格は8000—1万円で、市場規模は年間20億円前後とみられている。

 レ社は「他の類似商品より駆除効果はあると思うが、指摘は真摯(しんし)に受け止め、適正な表示で販売したい」とし、オ社は「発売前から公取委に相談し、返品もなく問題ないと思っていた。検討したい」とコメントした。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020730-00000312-yom-soci

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