悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2002年07月27日(土) 00時00分
多重人格ネットアイドルの“余罪”向精神薬転売以外にもオークション詐欺、パンツ売りなど(ZAKZAK)向精神薬などをインターネットで転売し、「別人格の男がやった」と男の声で供述するなどし、一度は多重人格を理由に書類送検で済まされた女が逮捕された。捜査当局が詐病と判断し、逮捕に踏み切ったのだが、実は、この女、ネット上で相当な“有名人”として知られた存在だった。大阪地検に麻薬特例法違反の疑いで逮捕されたのは、大阪府茨木市、自称ネットアイドルで「体重35キロ、バスト90センチ」の女(21)。 女は昨年2月から8月まで、ネット上に向精神薬や未認可の安定剤を通信販売するHP「漆黒の天使の薬箱」をオープンし、福岡市の女子大生(22)ら8人に、自らが通院していた病院から安価で得た錠剤5種類135錠を数十倍以上の値段で販売した疑い。 女は昨年12月、同容疑で書類送検されたが、大阪市から精神障害1級の認定を受け、「別人格の男がやった」と否認。時に、男のような低い声で意味不明なことを話すこともあったほか、自らの病気を人格障害から急性肝炎まで20以上あげていたという。 だが、地検は「周囲に別人格になった時の女性と接した者がおらず、障害を装っていた疑いが強い」と判断。そのうえで、「証拠隠滅の恐れがあり、きちんと身柄を確保して調べる必要がある」して、今月中旬に異例の逮捕に踏み切った。 もっとも、女の“犯罪”はこれだけではなかったようだ。 「子猫を助けて!」−。関係者によると、昨年5月、ネットオークションに突然、奇妙なメッセージが現れた。飼い猫の治療に膨大な資金がかかるため、女が募金を集めるものだったという。 「一方で、女は別のオークションではゲームソフトなどを買い物ざんまい。一部の掲示板では詐欺疑惑が指摘され、実名が公開されるなど悪のアイドルとして有名だった」(関係者) ほかに、オークション詐欺、パンツ売り、違法音楽コピー配布…などの疑惑が浮上している。また、昨年末の書類送検後も、女は向精神薬の販売サイトを続け、意味不明の日記も更新し続け、反省のかけらも見られなかった。 最近はビジュアル系バンドのアドレスを取得し、販売しようとしたことで、ファンからヒンシュクを買うなど精力的な動きを続けていた。 地検は、拘置期限の切れる来週中にも、大阪地裁に精神鑑定のための鑑定留置を申請するものとみられており、じっくり時間をかけて化けの皮はがす方針だ。 ZAKZAK 2002/07/27 |