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2002年07月25日(木) 00時00分
中国製ダイエット食で初の逮捕者 無許可販売の疑い （京都新聞）岐阜県警生活保安課と大垣署は二十四日、未承認の医薬品である中国製のダイエット食品「●酸芬■拉明片」を「やせる薬」と主婦に説明、無許可で販売したなどとして、薬事法違反の疑いで同県大垣市外花、リサイクルショップ経営千足登志子(55)、三重県四日市市城西町、整体師小森誠(38)の両容疑者を逮捕した。一連のダイエット食品問題で、逮捕者が出たのは初めて。●酸芬■拉明片は、厚生労働省が健康被害の報告があったとして品目を公表したダイエット食品の一つ。服用した主婦が体調を崩したため大垣署に相談。岐阜県警は、ダイエット食品を「やせる薬」として販売した行為は医薬品の無許可販売を禁じた薬事法に違反すると判断、流通ルートを特定するため強制捜査に踏み切った。 同県警はこの日、千足容疑者が経営する大垣市南頬町のリサイクルショップ「アンティークプチ」を捜索。同食品十四箱（約八百四十錠）を押収した。 調べでは、千足容疑者は医薬品の販売業の許可を受けずに七月九日、同店を訪れた大垣市内の主婦(46)ら二人に「やせる薬がある。これをのむと一カ月で五キロはやせられる」と医薬品として同食品二箱（計百二十錠）を計九千円で販売した疑い。 小森容疑者は五月ごろ、千足容疑者に三箱（計百八十錠）を無許可で販売した疑い。 千足容疑者は容疑を認めており、販売実態の解明を進める。 主婦ら二人は二日間ほど同食品を服用したが、気分が悪くなり下痢をしたためそれぞれ服用をやめた。中国製ダイエット食品をめぐる健康被害が相次いで報道されたことから、十六日、同署に相談した。 近所の人の話では、千足容疑者は約五年前に、リサイクルショップを開店、洋服やアクセサリーなどの中古品を販売していた。（共同通信） （注）●＝土ヘンにト、下に皿、■＝気のメが弗 http://www.kyoto-np.co.jp/kp/topics/2002jul/25/K20020725MKB1Z100000001.html |