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2002年07月24日(水) 21時56分
通信カラオケ取引に介入、元公務員の不法行為認める判決(朝日新聞)東京地裁は24日、元郵政省(現・総務省)のキャリア官僚だった金谷利二氏(51)が在職中に地位を利用して、通信カラオケをめぐる取引に介入したとして、同氏の不法行為を認める判決を言い渡した。宮岡章裁判長は「公務員の倫理に反し、企業の自由競争を阻害した」と述べた。その一方で、損害の立証が不十分だとして3億円の損害賠償請求は棄却した。 訴えていたのは、東京都渋谷区の有線テレビ放送会社。 判決によると、金谷氏は電波監理審議会審理官だった97年、原告会社と取引していたカラオケ会社の役員に対し、原告会社との取引をやめて、別の会社と取引するように求めた。 金谷氏側は「原告会社の役員がマルチ商法のような行為をしていたためだ」と反論したが、判決は「被告は知人に設立させた別会社に業務を引き継がせようと考えたと疑われ、働きかけ自体が違法」として退けた。 金谷氏は東海郵政局長や郵政研究所次長を歴任して昨年7月に辞職。現在は簡易保険福祉事業団の理事を務めている。(21:55) |