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2002年07月19日(金) 12時00分
<中国健康食品>健康被害は24都府県62人と発表 厚生労働省(毎日新聞)中国製ダイエット食品による健康被害問題で、厚生労働省は19日、製品名を公表して注意を呼びかけている「御芝堂減肥コウ嚢(おんしどうげんぴこうのう)」と「セン之素コウ嚢(せんのもとこうのう)」による健康被害は同日午前0時現在で24都府県62人(うち死者2人)に上ったと発表した。この2種類以外の中国製ダイエット食品でも健康被害が起きたとの報告もあり、被害はさらに拡大する恐れがある。こうした事態を受けて坂口力厚労相は同日、5項目の安全防止策を発表した。厚労省が都道府県からの報告をまとめた。健康被害を起こした62人のうち52人が女性で、被害の内訳は肝機能障害46人、甲状腺障害11人、不明5人。このうち28人が入院した。このほか、別の中国製ダイエット食品を服用後に肝障害を起こしたとの情報も複数あり、因果関係を調査している。 坂口厚労相が同日の閣議後会見で明らかにした安全防止策は(1)肝機能障害などを引き起こす原因物質の特定(2)中国当局との情報交換(3)「ダイエット用健康食品」と称して販売されている未承認医薬品の取り締まり強化(4)被害情報を収集し、厚労省のホームページで公表(5)健康食品の輸入時の審査体制の強化。 既に中国当局には17日付で、外務省を通じて健康被害や原因物質に関する情報提供を求めた。坂口厚労相は「中国に対してこちらの情報を伝えて、徹底的に調査してもらおうと思う。日本での輸入ダイエット食品を徹底的に見直したい」と述べた。 【須山勉】(毎日新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020719-00001034-mai-soci |