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2002年07月13日(土) 03時12分
オウム松本被告、来春にも論告求刑(朝日新聞)地下鉄サリン事件など13事件で殺人罪などに問われているオウム真理教元代表・松本智津夫被告(47)の公判をめぐる弁護側の証人尋問が来年2月中に終わる見通しとなった。弁護側が裁判所、検察側との協議の中で明らかにした。これにより検察側は来春にも論告求刑を行う見通しとなった。公判が順調に進めば来年中に結審する可能性が高い。 松本被告の公判は96年4月に始まり、今年1月まで5年9カ月にわたった検察側立証が事実上終了した。 その後公判はいったん休止し、弁護側の反証は5月23日に始まった。弁護側は元教団幹部ら18人を証人申請し、これまでに5人が採用された。 その後、弁護側は裁判所、検察側との協議の中で、これ以上の証人申請は難しいとの見通しを伝えた。「殺人を肯定する教義が事件を引き起こした」とする検察側の主張に反論するため、宗教に詳しい学識経験者らに証人になるよう打診したが、同意を得られなかったようだ。 松本被告は元信徒の公判などで証言拒否を続けており、被告人質問が実現するかどうかが今後、最大の焦点だ。検察側は弁護側反証の終了後、情状立証のため被害者や遺族への証人尋問を検討しており、被告人質問が実現しない場合は、来春に論告求刑が行われる公算が大きくなった。(03:11) |