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2002年07月09日(火) 02時13分
テレビ放映を法輪功が妨害 中国が非難「邪教の犯罪」(西日本新聞)【北京8日中川茂】中国政府は八日、非合法の気功集団「法輪功」が、衛星テレビ放映を妨害し、活動を宣伝する画像を流したと発表、法輪功を強く非難した。中国共産党機関紙・人民日報は九日付紙面で「邪教の新たな犯罪の証拠。反社会的な法輪功の本質が暴露された」と指弾する評論員論文を掲載する。法輪功による“テレビジャック”は今春以降、香港の人権団体などが伝えていたが、中国当局が事実を認めたのは初めて。当局は事態を重視し厳重な摘発に乗り出した。 新華社電によると、放送妨害は六月二十三日から三十日にかけ、中国中央テレビの九つのチャンネルや四川、雲南、貴州など十省で起こった。 放送衛星に妨害電波が当てられた結果、通常番組の代わりに法輪功活動のPR画像が出現。香港返還五周年の記念番組やサッカー・ワールドカップ(W杯)などの番組が妨害された。香港紙などによると、法輪功による放送妨害はこれまで吉林省や山東省など一部地域に限られていた。今回は中国中央テレビの放送を山間部などに伝える衛星放送網で起きたため、影響範囲が広がったという。 中国情報産業省は八日、放送妨害について「国家の安全を脅かし公衆の権益を侵害した」とする声明を発表。人民日報論文も「法輪功が人類社会の共通の敵であることが証明された」と対決姿勢をあらわにしている。(西日本新聞) |