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2002年07月04日(木) 13時43分
USJが賞味期限切れ食材使う 総料理長「大丈夫だ」(朝日新聞)ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)の運営会社「ユー・エス・ジェイ」は4日、園内のレストランで冷凍牛肉や冷凍ボイルエビなど賞味期限が切れた44品目を食材として使っていたことを明らかにした。期限切れの食材は計約2トンにのぼるという。記者会見した阪田晃社長は「お客さまの信頼を損なって申し訳ない」と謝罪した。 ユ社や大阪市によると、昨年6月〜今年2月、委託会社の倉庫で保管していた食材の一部について、飲食部の総料理長が「賞味期限が切れても大丈夫だ」と判断したという。賞味期限は1カ月から最大9カ月切れていた。 食材は直営の加工施設「セントラルキッチン」で調理され、園内の約20の飲食店で提供された。先月、委託会社の元アルバイト従業員が「倉庫に賞味期限が切れた食材が置いてある」とユ社に指摘し、社内調査を進めていた。 総料理長は「開業当初の需要予測を間違って食材を買いすぎた。衛生上安全だったので、捨てるのがもったいなかった」と話しているという。 大阪市生活衛生課には1日、ユ社から報告があり、2日に食品衛生法にもとづく立ち入り検査をした。検査結果によると、ユ社は賞味期限が切れたエビや照り焼きチキンなどの冷凍食品のほか、冷蔵保存していたキャビアなどの食材を冷凍保存に切り替えたうえで期限切れ後も使っていた。同市はユ社に対し、詳しい報告書と改善計画書を提出するよう指導した。 USJは昨年3月、大阪市の臨海地区の工場跡にオープンした。54ヘクタールの敷地に19のアトラクションと、物販・飲食施設などがある。開業338日目にあたる今年3月3日、入場者が世界のテーマパークの中で最も早く1000万人を達成した。(13:30) |