悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2002年06月28日(金) 10時44分
メディア大手、ポップアップ広告のGatorを提訴(ZDNet)米大手ニュースメディア数社がオンライン広告ネットワークのGatorを提訴した。他社のWebサイトを訪問中のユーザーに勝手にポップアップ広告を配信する行為を、同社に中止させるよう連邦裁判所に求めている。訴えを起こしたのはWashington Post、New York Times、Dow Jones、ほか7社のメディア。Gatorの広告配信は著作権侵害行為であり、他社の売上を横取りするものだと主張している。 Gatorは、パスワードとユーザーIDを管理するヘルパーアプリケーションを開発したが、このソフトはユーザーのサイト訪問を監視し、ターゲットを絞ったポップアップ広告を表示することができる。例えばユーザーがトヨタのサイトを訪問中に、Fordの広告を表示するといった具合。約1000万人のWebサーファーが、他の人気ファイル交換プログラムを通じて——しばしば無意識のうちに——このソフトをダウンロードしている。 原告団は訴状の中でGatorを「サイト運営企業の努力や投資の上にタダ乗りしようとするWebの寄生虫」と呼び、原告企業の認可なしに各社のサイト上の広告スペースを販売して儲けていると非難している。 Gatorは昨年、他社のサイトで表示される広告の上に覆い被さる形で現れる広告の販売でも物議をかもしている。(ZDNet) |