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2002年06月20日(木) 23時26分
商品の発注法、ネット拒否はだめ・東京地裁判決（日経新聞）インターネットを使った注文方法の変更を拒否したため有機農産物の仕入れ契約を解消された小売店が、卸売会社に約1000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は20日、特別な理由もなくネット利用は拒否できないと判断し、請求を棄却した。 判決によると、小売店と卸売会社は1992年から取引があり、卸売会社は昨年5月に注文方法をファクスからネットに変更することを申し入れた。小売店は応じなかったが、同10月にファクスでの注文受け付けを終了した。 判決理由で綱島公彦裁判官は「小売店は一貫してシステム導入そのものを絶対的に拒否している」とした上で「インターネット利用に応じない取引先との取引停止が、現在の社会通念に照らして許容されるか否かだ」と指摘。 「ネットの積極的利用も、ほかの方法を採用するのも一つの選択で、方針の違いで契約が継続できないならば、特別な事情がない限り、契約解消は認められる」と判断した。〔共同〕 |