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2002年06月18日(火) 21時41分
<米国>宗教団体などの戸別訪問の権利を認める判断 連邦最高裁(毎日新聞)【ワシントン斗ケ沢秀俊】米連邦最高裁は17日、地方自治体が宗教団体などの戸別訪問を許可制にしたことの是非を問う訴訟で、戸別訪問の権利を認める判断を示し、許可制による制限を合憲とした高裁判決を破棄、差し戻した。オハイオ州ストラットンの行政当局は、高齢者が多い町の安全を守るとの理由で、宗教団体やセールス、選挙運動などのすべての戸別訪問を許可制にした。これに対し、宗教団体「エホバの証人」が憲法違反だとして提訴。連邦地裁、高裁はいずれも許可制を容認していた。 最高裁判決は8対1の多数決。「憲法の定めた表現の自由は戸別訪問にも適用される。許可制で制限されるべきではない。対応したくない場合は、会話を拒否したり、勧誘お断りと表示することもできる」と戸別訪問の権利を認めた。 一方、レンキスト長官は少数意見で、戸別訪問が殺人につながった事件例を示し、「許可制は戸別訪問に関連する重大なリスクの解消を意図しており、表現の自由の不当な制限ではない」との見解を表明した。(毎日新聞) |