悪のニュース記事悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。 また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。 |
2002年06月13日(木) 00時00分
<欠陥住宅>車椅子で生活する夫婦の訴え認める判決 東京地裁 (毎日新聞) 交通事故で障害を負い、車椅子で生活する東京都調布市の男性とその妻が、「新築した介護住宅に多くの欠陥がある」として、港区の設計者に委託料の一部の返還を求めた訴訟で、東京地裁(吉崎敦憲裁判長)は13日、請求通り1500万円の支払いを命じた。 判決によると、原告の夫妻は98年、事故の保険金などを基に、車椅子でも生活できる介護住宅を建てた。設計料に建築費を加えた計6300万円で委託を受けた設計者が、建築費の削減などのために、図面と違う工事を業者に指示した。 判決は(1)障害には防寒が必要なのに、断熱材の厚さを半分にした(2)寝室を自動ドアにしなかった(3)洗面台を車椅子では使えないものに変更した——など14カ所について「夫妻の同意を得ておらず、欠陥がある」と認定した。また、当初5000万円で契約した委託料を増額した点についても「夫妻を欺いた」と指摘した。 原告代理人の向井千景弁護士は「設計者は、福祉住宅の専門家の触れ込みで請け負った。判決が障害者を食い物にした商売を断じたことを評価したい」と話している。 [毎日新聞6月13日] ( 2002-06-13-21:02 ) http://news.lycos.co.jp/society/story.html?q=13mainichiF0614m101&cat=2 |