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2002年06月10日(月) 21時50分
JT「桃の天然水」に無認可香料(朝日新聞)日本たばこ産業(JT、東京都港区)は10日、関連会社の「富士フレーバー」(同羽村市)が製造した香料に、食品衛生法で認められていない2品種のアルコールが含まれていたと発表した。 この香料はJTが製造・販売する清涼飲料水「桃の天然水」に使用されており、同社は5月以降に出荷した在庫など約360万本を自主回収する。東京都は富士フレーバーに対して営業禁止などの処分を検討している。 JTなどによると、このアルコールは桃の香りを醸し出す「ノルマルブチルアルコール」と「ノルマルプロピルアルコール」。紅茶やナシなど植物に含まれており、世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)の委員会で香料としての安全性が認められており、健康への影響はないという。日本では、主にインキ溶剤や洗浄剤などに使われている。 桃の天然水は96年3月に製造が始まり、これらのアルコールは当初から使用されていた。ペットボトルや缶など月平均で約400万本余り販売されてきたという。 富士フレーバーの萩原正志社長は「協和香料化学の事件に驚いて、うちも『もしや』と思い、使用しているアルコールについて保健所に問い合わせた。違法性に気づかず、認識が甘かった」と話している。(19:44) |