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2002年06月07日(金) 03時03分
防衛庁の個人情報リスト、陸、空幕は違法性認識(朝日新聞)防衛庁の陸上、航空両幕僚監部が、情報公開請求者の個人情報リストを庁内のコンピューターネットワーク(LAN)で回覧していた問題で、海上幕僚監部の請求者リスト問題が表面化した直後、陸、空幕の情報公開室が、リスト回覧の違法性に気づき、隠蔽(いんぺい)のためにリストをLANから削除していたことが、同庁関係者の話で分かった。また防衛庁は6日、内部部局と空幕のリストはLANからいったん削除された後、問題となっている個人情報部分だけを消して再掲載されていたことを明らかにした。問題を広げないために、組織ぐるみで隠蔽を図ったことが明らかになった。 海幕のリストが問題になったのは先月28日。関係者によると、その直後に、陸、空幕の担当者の間で、「個人情報を含んだリストが回覧されているのは問題があるのでは」などの声が出た。このため、情報公開室長の了解のもとで掲載を中止した。空幕では、業務上、進行表が必要として、個人名や職業、所属など個人情報部分だけが削られ、その日のうちに再掲載された。 だが陸、空幕で個人情報リストがLANで回覧されていた事実は、防衛庁の上層部には報告されなかった。 同庁の調査は、海幕情報公開室でリストを作成した3等海佐(48)の「個人的な発意」との結論にいったんは傾いた。だが、1日になってこうした経緯が上層部に伝えられ、あらためて調査に入った。 また、内部部局で回覧されていたリストは、問題発覚直後、請求者のイニシャルを削除したうえで、再掲していたこともわかった。伊藤康成・防衛事務次官は、6日の記者会見で「(両幕のリスト回覧は)1日まで知らなかった」と述べた。(03:03) |