「観察処分更新に全力を」　オウム対策で公安庁長官（京都新聞）

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2002年05月22日(水) 00時00分

　書上由紀夫公安調査庁長官は２２日、法務省で開かれた定例の全国公安調査局長・公安調査事務所長会議で、来年１月末が期限のオウム真理教（アレフに改称）に対する団体規制法の観察処分について「更新請求に向け全力を尽くしてほしい」と訓示した。

　教団には２０００年２月から３年間の観察処分が適用され、構成員や資産状況などを公安庁に報告する義務が課せられているほか、公安調査官らの立ち入り検査が認められている。

　書上長官は「教団は記者会見などで世論の理解を得ようとしているが、閉鎖的な体質を保持したまま抵抗姿勢を強めている」と指摘。公安審査委員会への期間更新請求に備え、十分な証拠を整えるよう指示した。