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2002年05月17日(金) 20時50分
工事代金詐欺にご注意を−−九電「身分証明書の提示求めて」 ／佐賀（毎日新聞）◇女性高齢者狙い、ブレーカー点検九州電力関係者を装った男にブレーカーの点検・工事料をだまし取られる被害が県内で相次いでいる。同社佐賀支店は「ブレーカー点検で代金を請求することはない」と注意を呼びかけている。 同支店の調べでは、今月になって未遂を含めて３件発生し、狙われたのはいずれも女性高齢者だった。１３日には川副町内の女性（６６）宅に「屋内ブレーカーの点検に来た」と４０歳代の男が訪れ、８０００円の工事代金を請求。女性は支払いに応じたが、その後、不審に思った家族が領収証の連絡先に電話し、架空の会社と分かった。 １４日には鳥栖市内の女性（８５）がブレーカーの点検に来た３０歳前後の男に９０００円をだまし取られた。上峰町でも１０日、応対した女性（７８）が５０歳前後の男から工事代金１万２０００円を請求されたがその場では払わず、３日後に再び集金に来た際「警察に相談する」と言うと、男はそのまま立ち去ったという。 同支店によると、九州電気保安協会や県電気安全サービス本部が九電の委託で漏電調査のため家庭を訪れる場合があるが無料という。同支店は「身分証明書の提示を求めてほしい。不審な時は最寄りの営業所にご相談を」と呼びかけている。【平山千里】（毎日新聞） |