アルビアン、ラモスさんの偽サイン掲載（産経新聞）

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2002年05月15日(水) 23時23分

　東京の健康食品販売会社「アルビアン」の出資法違反容疑事件に絡み、同社のパンフレットに元サッカー選手のラモス瑠偉さんの偽物のサインが勝手に使われていることが15日分かった。ラモスさんは偽造私印使用などの疑いで刑事告訴する方針。

　ラモスさん側によると、パンフレットでは、サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）の優勝トロフィーの写真とともに、ラモスさんを「ドーハの悲劇の主役となった伝説のプレーヤー」などと紹介。

　「Ｌｕｉ・Ｌａｍｏｓ」と書かれたラモスさんの直筆を思わせるサインが掲載されている。

　ところが、ラモスさんのサインは「Ｒｕｙ・Ｒａｍｏｓ」が正しいつづりで、サイン自体が偽造されているという。

　ラモスさんは「掲載は無断でなされたもので、メッセージを書いたこともなく、まったくのでたらめ。サインの文字が3つも間違っており、このサインが偽造であることの証拠です」とのコメントを出した。

　同社はＷ杯に便乗してトロフィーを作り、ザクロ飲料とセット販売したり、イベントに釜本邦茂・日本サッカー協会副会長らを呼んで会員らに出資を募っていた。