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2002年04月26日(金) 00時00分
滋賀・甲賀5町合併1万人アンケート 業者、住民回答の半数紛失 (中日新聞)滋賀県の甲賀地域合併検討協議会(事務局・水口町)が水口、土山、甲賀、甲南、信楽の五町の住民一万人を対象に実施したアンケートで、事務局に返送された回答はがきの半数以上の約二千五百通の所在が不明になっていることが分かった。原因は不明だが、調査データの集計を委託した業者(本社東京)が紛失した可能性がある。事務局によると、このアンケートは、合併の意向を問う七問と、差出人の町名、年齢層、男女別の選択と、自由な意見を記入する計十一項目。返信用はがきに丸を付けて送り返す方式だった。 調査票は十日、無作為に抽出された五町の成人男女一万人に発送された。二十五日の消印まで受け付けており、同日までに四千百二十三通が事務局に返送されてきた。 所在不明になったはがきは、十七日までに返信されてきた二千五百十八通。いずれも、事務局を訪れた業者に渡された。 業者側は受け取ったはがきを、大阪市北区の関西支社を経て、分析作業をする北九州分室に十九日に届ける予定だったが、二十二日になって届いていないと判明。社員が二十三日に事務局を訪れて事情を説明した。 北九州分室までのどの過程で紛失したのかは不明。関西支社で保管中に、古紙回収業者が誤って回収した可能性も否定できないという。 事務局は業者に対し、四月中に調査結果を文書で回答するよう求めている。事務局は五月一日の会議で調査結果を報告する。事務局は「一部でも欠けたらアンケートは無効。集計結果を成果品として受け取る契約なので、見つからない場合は、業者に一からやり直しをお願いする」と話している。紛失が確認されれば、その責任者がアンケートをやり直して、弁償もすることになる。 http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20020426/mng_____sya_____006.shtml |